主に幹の模様や枝の形を観察する珍樹ハントでは
とかく「木を見て森を見ず」に落ち入りやすいが、
「木を見て森も見る」を心がけると思わぬ発見がある。
写真(上)は、先日開催された「第6回...
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最近よく動物園や水族館などへ通っている。
ひょっとして、子供の付き添いとか、園内ボランティアとか?
いえいえ、珍樹に似た動物を撮るためだ。
テーマは相似形。
朝から動物の檻や水槽の前に立ち、珍樹と同じアングルが撮れるまでねばる。
写真は、高尾山で見つけたゾウの珍樹(右)と、多摩動物公園の本物のゾウ(左)。
多摩動物公園にはアフリカゾウとアジアゾウがいるが、
まずは珍樹と同じ牙のないアジアゾウを被写体に選ぶ。
構図は鼻を丸めてるシーン。
ゾウはたまに地面に落ちている何かを鼻で拾っては口元まで運ぶが、
なかなか珍樹のように
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昨日の朝日新聞に「偶然短歌」という記事が載っていた。
偶然短歌とは、なにげない文章や風景のなかで、
たまたま5・7・5・7・7となる言葉の響きを見つけ、
不思議な味わいを楽しむ、というもの。
うん!?...
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先月発売された夕刊フジの紙面を改めて見る。
「樹を見るに敏」という大きなメインタイトル。
いかなる時でも樹木の表情を敏感にキャッチする
珍樹ハンターの行動を的確にとらえたいい言葉だ。
今から7〜8年前に、こんなことがあった。
知人数名で旅行に出かけた時のこと。
レンタカーを借りてドライブ中、大渋滞に。
ならばと、渋滞ならではの車窓から珍樹ハンティング開始!!
ブレーキを踏んでは、ちらっちらっと街路樹を見る。
あっ、珍樹発見!!
大渋滞にもかかわらず、数キロ先でUターンして元に戻り、
車
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日曜日に開催された青梅マラソンに出場。
好タイムを狙うワケでもなく、
毎年なんとなくトレーニングの一環として出ているだけ。
トレーニング!?
樹木のあるところを歩いて歩いてひたすら歩いて見つける、
珍樹ハンターを死ぬまでやるつもり。
そのためには足腰をきたえなければと、日々ランニングを行っている。
今回は「マラソンしながら珍樹ハントは可能か?」をテーマに掲げてみる。
前日まで軽い冗談のつもりで公言していたが、実際にやってみた。
結果、折り返し地点から後半は樹木を見る余裕もなし。
そん
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国営武蔵丘陵森林公園で、
4月2日まで「早春散策・珍樹めぐり」を開催。
園内で配布するマップを手に、
ウメ、スノードロップ、クロッカスなど、
早春の花とともに珍樹めぐりが楽しめる。
また、中央口売店休憩スペースでは、珍樹の写真展も!!
www.shinrinkoen.jp/event/20170119115135.html
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昨年暮れは忙しく、今年に入ってからも少し考えごと悩みごとが発生。
気晴らしに公園に出て珍樹ハントするも、なかなかハントできない。
やはり珍樹ハントは心のバロメーターなんだと、つくづく思う。
心や時間にゆとりがないと、いくら観察しても珍樹の発見率は低いまま。
体調が悪くてもダメ。
確かに忙しいと周囲のものを注意深く見ないし、
悩みごとなどがあると、物事に集中できず、想像力も高まらない。
逆に心の状態がよく、頭の働きがいい時は、
何度も観察した見慣れた樹木の中にも、新しい珍樹を発見したりする。
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珍樹ハントでは、公園や山に限らず、樹木のある場所ならどこへでも行く。
街路、河川敷、そして渓谷。
渓谷に行くと、時に巨岩怪岩に目を奪われる。
そんな時は、珍樹そっちのけで珍岩ハンターに変身!
これまでに、長瀞渓谷、御岳渓谷などで数多くの珍岩をハントした。
しかし、無機質な岩よりも生きている樹木のほうがいい。
いつものように写真を撮り、しばし対峙するが、
岩は語りかけてくる気配がない。温もりも感じられない。
写真は約2年前に、
ジオパークで知られる秩父市で発見したウサギとカメ。
対峙し
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お笑い芸人の田代さんが、
国営昭和記念公園で珍樹ハントにチャレンジしてくれた。
「ポケモンGO気分を味わえてけっこう楽しく」という感想とともに、
最後にはこんな言葉も。
「結論、おじさん一人でこんなことやってると怪しまれる」
そう。
珍樹ハントでは、普通の人とカメラアングルが違うので、怪しまれること多し。
「なに撮ってるんですか? 鳥? 虫?...
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日本一梅の開花が早いという熱海梅園では、
すでに300本以上の梅が咲いているという。
しかし例年関東では梅の見頃は2月から3月。
花見にはまだ早い。
先日、埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園の梅林に行った。
もちろん、花見ではない。
季節外れの梅林には、人っ子一人いない。
昨年暮れに発行された「読売KODOMO新聞」でもアドバイスしたが、
珍樹ハントに最適な季節はバードウォッチングと同じ冬。
冬は落葉樹の葉が落ちるため、観察する範囲が広まり、
とくに梅のように枝ぶり全体でおもしろさを表現する木は、
珍樹
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