さらば、水中メガネ
2017年04月24日 11:48
国営昭和記念公園のイチョウの幹に現れた水中メガネの珍樹(写真・左)。
珍樹の説明板を設置し、園内で配布される珍樹マップにも記されていた。
その幅60cm以上もあるビッグな水中メガネがなくなった。
先日行われたイベントでチェーンソーアートの素材になってしまったのだ(写真・右)。
倒壊の恐れがある樹木だったようで、徐々に伐採されることは公園から事前に知らされていた。
最終的には、チェーンソーアートの素材になることも。
それでも、見た時はショック!!
珍樹はおもしろい形や模様を発見し、それに名前をつけ、そこに存在価値を示す。
それは、自分自身が樹木から創造した愛情あるキャラクターのようなもの。
生みの親のように愛着があるだけに、やはり別れはつらい。
珍樹ハントでは、以前見つけた珍樹との再会も楽しみのひとつ。
樹木は人間と同じ生き物。
再会ごとに成長を楽しみ、陽の加減など条件によっては再び撮影することもある。
しかし、今回のような別れも。
人的なことばかりではなく、台風など自然の影響で折れたり傷ついたりしてなくなることもあるのだ。
私がチェーンソーアーチストだったら、水中メガネの部分の残しつつ、
それを使って海女さん像を描き、魚や貝などを散りばめて、海の世界を演出したな、きっと。
