相似形「ワニの巻」

 

ワニの相似形を撮影しに、上野動物園の両生爬虫類館に行く。
被写体は、水面から顔を出した右向きのワニの顔。
果たして、本物のワニが珍樹のワニと同じポーズをしてくれるかどうか?
 
両生爬虫類館には、何種類かのワニがいる。
体の割には目が小さく皮膚がゴツゴツとした大きな顔のイリエワニ、
鼻先がグーンと伸びて口が長く裂かれたマレーガビアルという名のワニ、
ポーズはさておき、まずはなかなか珍樹と同じような顔のワニが見つからない。
しかも水槽のガラスが思った以上に汚く、撮影しにくい。
 
今回はあきらめて、来週にでも屋外展示もあって撮影しやすい伊豆熱川のバナナワニ園まで足を延ばそうか、
そんなことを思っていた時、ニシアフリカコガタワニと出会う。
しかし、目と鼻先の形が非常に似ているが、なんとなくしっくりこない。
今度は近くの別の水槽にいたニシアフリカコガタワの赤ちゃんと視線が合う。
赤ちゃんだけに顔が小さく、目と鼻の間隔も短く、表情が少しソフトな感じ。
これだ。
 
「このワニ怖いワニー」「ワニにはかなワニー」など、
あとは水槽の前に飛び交う、親子、修学旅行生、カップルのダジャレや感想を聞きながら、ポーズ待ち。
 
ワニはずっと動かないので他の動物に比べて撮影は簡単だが、
そのぶんポーズを変えるまで時間がかかるのが難点。
 
ちなみに珍樹のワニは御岳山の倒木で発見。
苔むした感じがワニっぽさを醸し出しているが、今回は色まで相似させることができなかった。